歌謡ポップスチャンネル【THE ALFEE 大特集】デビュー50周年記念日の前夜祭！

確実に浸透している “THE ALFEEサウンド”

フォーク、ハードロック、プログレッシブロック、パンクロック、シンフォニックロック、ユーロビート、ジャズ… 世の中には数多くの音楽のジャンルが存在するが、ジャンルレスにサウンドの幅を広げているミュージシャンやバンドはそう多くない。

そんな中、THE ALFEEはメンバー３人が共通して影響を受けたものや、それぞれが影響を受けたもの、そして時代の流行を取り入れたものなどを楽曲に落とし込み、“THE ALFEEサウンド” として類なきジャンルを確立している。たとえば、今回の新曲「KO.DA.MA.」はアニメ『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』のエンディング曲ということもあり、多くのアニメファンの耳にも届くことになった。

すると、SNSではアーティストクレジットを目にする前から “THE ALFEEっぽい曲だ” といったポストがタイムラインを埋めていく。そう、曲を聴いただけで誰の曲か分かるくらい “THE ALFEEサウンド” は世間に浸透しており、高見沢俊彦の作曲家・編曲家としてのスタイルは完全に確立されているといっても過言ではないだろう。

また、彼らが影響を受けてきた音楽からインスパイアされて作る曲は、ひとつのジャンルにとらわれない引き出しの多さを感じさせてくれる。そう、THE ALFEEの曲は、自分たちの音楽を後世へつなぐ役割だけでなく、数々の名曲を伝導する役割も果たしているのだ。

厳選９曲「Re:minder SONG FILE THE ALFEEセレクション」

今回、WOWOWプラスが運営する『歌謡ポップスチャンネル』ではデビュー50周年記念日となる８月25日の前夜祭として、24日（土）22時から、THE ALFEEの関連番組が３つ放送される。

まずは、2004年に『YOKOHAMAハンマーヘッドパーク』にて行われたライブ『23rd Summer 2004 LOVE ＆ PEACE A DAY OF LOVE Aug.14』

続いて、2014年にNHKで制作されたインタビュー＆スタジオライブ『歌のあとさき THE ALFEE －特別編－』

そしてラストを飾るのが、私、山下めぐが選曲したプレイリスト番組『Re:minder SONG FILE THE ALFEEセレクション』である。この番組では、彼らの曲をあまりよく知らないという人でも聴きやすい、厳選した９曲をお届けする。その中の何曲かをここで紹介しよう。

３人がリードを取るスイッチボーカル曲「FLOWER REVOLUTION」

最初にセレクトしたのは、シングルでリードボーカルを担当することは少ないが、人気の高い曲が多い坂崎幸之助のリードボーカル曲から1994年の「冒険者たち」。ジャズとロックの融合を思わせるオシャレで疾走感あふれるリズムが特徴的で、まるで宝箱から色とりどりの宝石が出て来たように次々と様々な楽器の音色が登場するサウンドには心が躍る。



加えて、全員がリードボーカルをとれるバンドだからこそできる “スイッチボーカル曲” として「FLOWER REVOLUTION」を選曲。この曲は、元号が昭和から平成に変わった翌年の1990年１月にリリース。新たな時代の幕開けの訪れに胸が高鳴る思いが詰め込まれているポップチューン。愛と平和の象徴である花をモチーフにした同曲は、同年に開催された『国際花と緑の博覧会（花の万博）』と『大阪国際女子マラソン』のテーマソングに使用された。ライブでは会場一体となって跳ねたり踊ったりして盛り上がる人気曲である。



また、1998年のアニメ映画『銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー』の主題歌「Brave Love 〜Galaxy Express 999」も選んでみた。原作者である松本零士の信念に大きく影響を受けた高見沢俊彦の歌詞とシンフォニックなサウンドが作品の世界観と見事にマッチしており、アニメファンからも高い支持を得ている名曲である。

実際のライブでありそうな曲順を意識

今回構成するにあたり、最も意識したことは、実際のライブでもありそうな曲順にすること。そこで忘れてはならないのは、不動の名曲で必ず披露される1984年の「星空のディスタンス」と、この曲と同様にほとんどのライブで歌われ、ライブ終盤の盛り上がり時に欠かせない1986年の「SWEAT&TEARS」。

同じ時代に生まれ、命尽きるまで共に夢を追いかけてくれると約束を交わしてくれたTHE ALFEEの応援ソング。曲の終盤で魅せる３人並んでヘッドバンキングしながらの演奏は、拳を振り上げざるを得ないほどの熱量だ。THE ALFEEのライブを一度も見たことがない人には、ぜひ一度そのパフォーマンスを見てもらいたい曲のひとつである。



１時間という番組尺の中で50年のキャリアは紹介できないが、“THE ALFEEといえばこの曲！” といった構成になっているはずである。これを機に、“もっと聴いてみたい！もっと知りたい！” と思ってくれる人が１人でもいたら本望だ。

Information
歌謡ポップスチャンネル「THE ALFEE 50周年記念特集」



▶ THE ALFEE「23rd Summer 2004 LOVE ＆ PEACE A DAY OF LOVE Aug.14」
８/24（土）よる10時

▶ 歌のあとさき THE ALFEE －特別編－
８/24（土）深夜０時30分

▶ Re:minder SONG FILE「THE ALFEEセレクション」選曲：山下めぐ
８/24（土）深夜１時30分

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2024.08.16