1994年 11月9日

90年代アニソン列伝!田村直美「ゆずれない願い」などミリオンヒットが続出!

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1990年代のミリオンセラー、一番売れたシングルは「だんご3兄弟」


1990年代に発売されたシングルでミリオセラーになった楽曲は何曲くらい存在するかご存じでしょうか。一番売れたシングルは1999年3月3日に発売された「だんご3兄弟」で、約300万枚を売り上げていますが、この曲を含め、なんと171の楽曲がミリオンセラーを記録しています。1970年代は25曲、1980年代はミリオンセラーが12曲だったことを考えると、10年間でこれだけのヒット曲を世に送り出してきた90年代は驚異だったと思います。そしてそのほとんどの楽曲は、8cmCDと呼ばれた短冊形ジャケットで発売されていたというのも、大きな特徴かもしれません。

90年代はJ-POP時代に突入し、ドラマ、CM、映画等のタイアップが付かなければ発売すらされないような時代でした。楽曲うんぬんよりも、大型タイアップを獲得することに命をかけていたような気がします(笑)。そんな90年代タイアップソングの中でも、アニメに関連する楽曲が数多く大ヒットしたのも90年代の特徴でした。

「永遠の一秒」に続く代表作。田村直美「ゆずれない願い」


今回のコラムの主役は田村直美なのですが、田村直美もアニメのタイアップソングでその名が広く知られたアーティストです。

田村直美はジャニス・ジョプリンのアルバム名から取ったロックバンド “PEARL” のメインボーカリストとして1987年にメジャーデビューしました。当時は田村直美ではなくSHO-TA(ショータ)の愛称で親しまれてきましたが、PEARLとして4枚のアルバムを発表後、バンド活動を休止。1991年からソロプロジェクトを始動しています。

1994年にカメリアダイアモンドのCMソングに起用された「永遠の一秒」が初のTOP10入りを果たすヒットになりました。この勢いで発売されたのが、代表曲となった「ゆずれない願い」です。

この曲は1994年11月9日に発売されたソロ4枚目のシングルで、読売テレビが全国ネットで放送していたテレビアニメ『魔法騎士レイアース』のオープニングテーマとして起用され大ヒットになりました。最高位は7位ながら、ミリオンセラーを突破する大ヒット曲になりました。

ソロ第2弾アルバム「N'」はチャート1位を獲得、紅白歌合戦にも出場


90年代は、タイアップがハマると驚くような売り上げを記録する楽曲が数多く存在したのです。この曲が収録された、ソロ第2弾アルバム『N'』はキャリア初のアルバムチャートの1位を獲得しています。田村直美はこの曲で、紅白歌合戦に出場しているので、いかに大きなヒットだったかがうかがえますよね。

1995年10月25日に発売されたシングル「光と影を抱きしめたまま」も、『魔法騎士レイアース』(第2期)2代目オープニングテーマに起用され、こちらもまた、TOP10入りを果たすヒットになりました。当時、歌番組の公開放送に田村直美が出演すると、レイアースファンも多数参加していたと聞いたことがありますが、それだけこのタイアップは大きな影響力があったんでしょうね。

ミリオンセラーではありませんが、1990年代を代表する曲に、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲の、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」があります。90年代というよりも、平成を代表する1曲であるこの曲はオリコンの最高位27位だったにもかかわらず、CD売り上げは約70万枚という大ヒットになっています。しかし、この曲に関しては、2021年のカラオケ総合ランキングでいまだ上位にランクインしている曲だけに、もはや数字では語りつくせませんが…。



90年代アニメタイアップ、ミリオンヒットを紹介


では、90年代にはどのようなアニメタイアップによるヒット曲があったのでしょうか。今回は田村直美がきっかけではありますが、何曲か紹介していきたいと思います。大ヒットをしたアニメのタイアップソングは多く存在しますので、今回は「ゆずれない願い」以外に、ミリオンヒットになった曲をご紹介していきたいと思います。(ランキング形式になっています)。

マイフレンド / ZARD

1996年1月8日リリース。
ZARDの17枚目のシングルは、テレビアニメ『SLAM DUNK』の最終クールエンディングテーマに起用され、ZARD初のアニメタイアップソングになりました。この曲でZARDは3枚目のミリオンセラーを達成しています。90年代はとにかく『SLAM DUNK』は圧倒的な人気がありましたよね。

そばかす / JUDY AND MARY

1996年2月19日リリース。
ボーカルのYUKI率いる大人気バンド、ジュディマリ9枚目のシングルは、フジテレビ系アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の初代オープニングテーマとして起用され、キャリア初の1位を獲得しました。タイアップを知らされずになんと3日で書き上げた曲だそうです。ジュディマリの最大のヒット曲になったこの曲ですが、やはりアニメのタイアップというのは影響力が大きいですね。



シングルベッド / シャ乱Q

1994年10月21日リリース。
のちに、“モーニング娘。” を大ブレイクさせたことでも有名な、つんく♂率いるバンド、シャ乱Qは、この曲の大ヒットにより国民的バンドとして大活躍をしました。日本テレビ系アニメ、『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』のエンディングテーマとして起用され、カラオケでも大人気のバラードに。オリコンの最高位9位ながらミリオンヒットになりました。“ミリオンセラーになった作品としては最高位が最も低いシングル” という珍記録を持つ曲でもあります。

めざせポケモンマスター / 松本梨香

1997年6月28日リリース。
声優・松本梨香の7作目のシングルとして発売されたこの曲は、自身が声優として主演を務めるテレビアニメ『ポケットモンスター』のオープニングテーマに起用され、最高位は7位ながらミリオンセラーを記録する大ヒットに。今や世界のポケモンですが、90年代は多くの子供たちが夢中になったアニメだったんですよね。

世界が終るまでは… / WANDS

1994年10月21日リリース。
90年代、小室系と並んで多くのヒット曲を世に送り出してきた、“ビーイング系” アーティストWANDSも多くのヒット曲を持つバンドです。8枚目のシングルとして発売されたこの曲は、テレビ朝日系アニメ『SLAM DUNK』の第2期エンディングテーマに起用されました。

「恋せよ乙女」に続く1位を獲得したこの曲は、「もっと強く抱きしめたなら」、「時の扉」に続く3枚目のミリオンヒットになりました。『SLAM DUNK』強し!

ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜 / B'z

1996年3月6日リリース。
WANDSと同じくビーイング系アーティストとして、現在でもその人気が衰えることを知らないB’zも多くのタイアップ曲が存在します。この曲は初のアニメのタイアップソングで、テレビ朝日系アニメ『地獄先生ぬ〜べ〜』の前期エンディングテーマとして起用され大ヒットになりました。

しかしながらB'zの場合は、出す曲、出す曲が大ヒットを記録していたので、アーティストパワーなのか? タイアップの効果なのか? その真相はよくわかりません。

あなただけ見つめてる / 大黒摩季

1993年12月10日リリース。
ビーイング系アーティストの中でも、作詞・作曲をすべててがけるシンガーソングライター・大黒摩季6枚目のシングルは、テレビ朝日系アニメ『SLAM DUNK』の初代エンディングテーマに起用されミリオンヒットに。

ビーイングの威力と『SLAM DUNK』威力の相乗効果でメガヒットに!「ら・ら・ら」に次ぐ自身2番目の売り上げを記録しています。



おどるポンポコリン / B.B.クィーンズ

1990年4月4日リリース。
90年代最初のミリオンセラーになったこの曲は、フジテレビ系テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』第1期作の初代エンディングテーマ曲として起用され、今や国民の誰もが知っている曲といっても大げさではないかもしれません。

謎のアーティストの正体は坪倉唯子と近藤房之介、そして作曲は織田哲郎という、ビーイング系のアーティストでした。90年代をけん引することになるビーイングの楽曲が、90年代の幕開けを飾っていたというのもとても印象的でした。



恋しさと せつなさと 心強さと / 篠原涼子

1994年7月21日リリース。
90年代のアニメタイアップソング、最大の売り上げを記録したのは今や国民的女優である、篠原涼子が歌ったこの曲でした。しかも、この曲は小室系ソング。1994年公開の長編アニメーション映画『ストリートファイターII MOVIE』の劇中歌として流れた1曲でした。

単館上映ながら配収7億円とスマッシュヒットを記録した映画だったそうですが、タイアップというよりも小室哲哉の楽曲の良さでヒットしたような気もします。この曲は女性アーティスト初のダブルミリオンを売り上げた記念すべき1曲でもあります。




―― ということで、今回は田村直美「ゆずれない願い」から発想を広げて、90年代にミリオンヒットを記録した、アニメタイアップソングをご紹介してまいりましたが、いかがだったでしょうか? 90年代はとにかくCDが売れていたので、どんなタイアップソングだったか、忘れていた方もいらっしゃったのではないでしょうか? 今後も、90年代にヒットした楽曲をいろいろな側面で検証していきたいと思っておりますので、またお付き合いください。

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2022.11.09
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カタリベ
1967年生まれ
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