2025年 7月9日

アキバ系アイドル・あっとせぶんてぃーん【ちなつ】今の “あっせぶ” を観たいと思わせたい!

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連載:ROAD to LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)⑤ アキバ系アイドル・あっとせぶんてぃーん【ちなつ】今の “あっせぶ” を観たいと思わせたい

9月14日にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でのワンマンライブを控えるアキバ系アイドルグループ・あっとせぶんてぃーん(以下:あっせぶ)。7月9日に綾小路 翔プロデュースのセカンドシングル「アキハバラ・ラヴァーズ」をリリースしたばかり。老舗メイドカフェ『あっとほぉーむカフェ』でお給仕に勤しみながら、アイドルとしても多忙な日々を送る彼女たちに密着した連載『ROAD to LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)』も今回で5回目。

今回のパーソナル・インタビューでは “ちなつ” が登場。唯一の大阪出身者で、そのフワッとした印象はメイドのイメージにハマっているが、彼女の最大の魅力は内に秘めた情熱だろう。加入して1年目のちなつがあっせぶに賭ける青春とは? そしてあっせぶとはどんなグループなのか? その胸の内を語ってもらった。

ライブに特化しているあっせぶ。だからパフォーマンスを磨かなくてはならない


ーー 加入1年目のちなつはあっせぶというグループをどのように見ているのだろう。

ちなつ:私は6期生です。去年の4月に加入させていただいたので1年とちょっとですね。とにかく濃い1年でした。『あっとほぉーむカフェ』で活動していた前のグループが活動終了になって、その1週間後にあっせぶのレッスンが始まりました。メンバーと密に接するのは初めてということもあって、ついて行くのが大変でした。

あっせぶはライブに特化しているグループ。だからもっとパフォーマンスを磨かなくてはいけない。その中でもダンスが一番大変ですね。覚えないといけないことがたくさんあります。私の後に “なあな” が加入してフォーメーションも変わってきましたから。それに、これまでのファンの人たちが私を受け入れてくれるかどうか…。そんな不安もありました。幸いにもみなさんがあたたかく迎え入れてくれましたが。

ーー あたたかくメンバーに迎え入れられたちなつだったが、当初はやはり、戸惑いのもあった。

ちなつ:東京のファンの方は、私が大阪から来ているというのを知って労ってくれています。“あっせぶのために東京まで来てくれてありがとう” と言ってもらえた時は、認められたなと思えて嬉しかったです。大阪のファンの方も東京まで遠征してライブに来てくれています。最初は自分だけがアウェイの存在なのかなと思っていたのですが、ファンの方々が大阪から移動してくれる姿を見るとパワーをもらえます。

いい意味でメイドらしさを捨てて “こんなことも私たちはできるんだよ” というのをアピールしていくというのがあっせぶだと私は思っています。みなさん、メイドには可愛らしいイメージを持っていると思うのですが、その一面だけではなくて、力強いパフォーマンスを見せることで “メイドってカッコいい一面もあるんだな” と思っていただけたら最高です。



メイドの時は “ご主人様” “お嬢様” の話を全力で聞くということを最優先します


―― あっせぶのベースはもちろんメイドだ。もちろんちなつもメイドの仕事に自分なりのプライドを持って、自分のスタイルでゲストに接している。

ちなつ:初めて “ご帰宅”(来店)される方は、興味本位で来てくださる方がほとんどです。そこでメイドカルチャーに初めて触れることになります。日本独自のカルチャーなので、このテーマパークのような場所を純粋に楽しんでもらえるように接しています。初めての方が “意外!こんなに楽しいんや” と言ってくれて2度目の “ご帰宅” された時は友達を連れて来てくれたこともあります。そうやって輪が広がっていくことに一番やり甲斐を感じています。

メイドとしての私は “ご主人様” “お嬢様” (ゲスト)の話を全力で聞くということを最優先します。楽しいことがあった時も、嫌なことがあった時も、“お屋敷”(あっとほぉーむカフェ)で話を聞いてもらおうと思って欲しいです。私は自分が話すほうが好きなので、そのバランスが難しいですが(笑)、私は人が好き。だからこの場所でいろんな話を聞いて、その人なりのキャラクターがわかってくると、余計に親しみを感じます。メイドの時は、あっせぶの時とスイッチが違う入り方をしていると思います。



私があっせぶの衣装を初めて着た時、泣いてくれたこえびさん


―― ちなつは今も大阪の『あっとほぉーむカフェ』でメイドを続けている。そしてあっせぶの活動の時は東京に遠征と慌ただしい日々を送っている。そんな中、メンバーの気遣いに感動したという。

ちなつ:あっせぶの大阪メンバーは私だけです。距離があるから、まっさらな状態でグループに入りました。かつてのメンバーが “ちなつは、オールラウンダーだと思う” と言ってくれて、それは嬉しかったですね。今、私はみんなに支えられているので、これからは、自分がみんなを支えていると思えるようになりたいです。

加入した時、初めてごはんに連れて行ってくれたり、私があっせぶの衣装を初めて着た時に泣いてくれたり、あっせぶに入らない?と言ってくれたのは “こえび” さんでした。すごく助けてもらいました。“つらら” さんにも色々な場面で助けてもらっています。私があっせぶで初めてのダンスレッスンをする日があって、その日は先生とマンツーマンの予定でした。だけどその日、“心配だから” とこえびさんとつららさんが見に来てくれました。

―― こえびもつららも常に前向きで、あっせぶのメンバーであることに誇りを持っている。彼女たちをリスペクトしているちなつもまた、あっせぶのメンバーであることが大きな自信になっている。

ちなつ:大阪の『あっとほぉーむカフェ』では、あっせぶは遠い存在で、みんな “あっせぶさん” と、さん付けで呼んでいます。そんなみんなの憧れの存在に、大阪から初めてのメンバーになれたので、責任も重大ですが嬉しいです。



一段ではなくて、何十段も上の場所に行かなくてはならない


―― 大阪と東京を行き来しながらグループの中で友情を育み、ちなつは加入して1年でLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)を目指す。

ちなつ:お客さんとして行ったこともある会場なので、広さは重々承知しています(笑)。確かに不安はありますが、そこに立たせてもらえる嬉しさ、楽しみの方が大きいです。2,000人のお客さんの前に立つのは大冒険です。私が加入してすぐに “LINE CUBE SHIBUYAをやる” という話は聞いたので、ずっと意識はしてきました。一段ではなくて、何十段も上の場所に行かなくてはならない状況なので、どうすればいいんだろう? という悩みも常にあります。

あっせぶは泥くさいグループ?


―― これまでのアーティストの歴史から考えると、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)の次は日本武道館とステップアップが目標になってくる。

ちなつ:私があっせぶをファンとして外から見ている立場だった時は、なんでもそつなくサラッとこなす人たちというイメージがありました。しかしメンバーになって思ったのが、こんなにも泥くさい人なのか!ということです。みんな悩んで苦しんで、一切手抜きをしないで頑張り抜いています。だけどそういう努力を見せない。そこに大きなギャップを感じました。みんなこんなにも頑張っていたんだと思って。
―― LINE CUBE SHIBUYAを目指す過程で、綾小路 翔プロデュースの楽曲は大きな武器になった。

ちなつ:昨年リリースされた「メイド in Nippon」はお母さんがすごく喜んでくれました。今までのあっせぶとは全然違っていて、綾小路さんらしい1曲を私たちに作ってくれたんだなぁと実感しました。歌詞の中にも「♪We are あっとせぶんてぃーん」と入れてくれたのが嬉しかったですね。「メイド in Nippon」にはメイドの可愛らしさとあっせぶのライブの力強さがミックスされていて、私たちの存在を1曲で紹介してくださったと思います。

加入前にあっせぶのライブを初めて観た時、すごく感動したんです。普段 “お屋敷” で汗もかかずにドリンクとかお食事とかを提供している姿しか見たことがなかった人たちが、あんなに可憐な人たちが、ステージでは汗をかいて、髪を振り乱して衣装のカチューシャが飛んでいったり、衣装のニーハイがずり落ちたりしながら一生懸命パフォーマンスをしている。その姿を見て胸が熱くなりました。



ステージから伝わってきた “なめるなよ” という気迫


―― あっせぶのライブはとにかく熱い。ステージに向き合う真摯な気持ちがパフォーマンスに体現されている。

ちなつ:あっせぶはアキバ系アイドルだと思います。確かにそれが強みになっています。他のアイドルさんとの差別化する時に一番のアピールポイントは、秋葉原でメイドをやっているということでしょう。だけど、私があっせぶのステージを初めて見た時、“なめるなよ” という気迫が伝わってきたんですね。それがカッコいいなと思いました。

私はソロで歌いたいとか、そういう気持ちになったことがありません。あっせぶがいいなとずっと思っていて、このメンバーで頑張っていきたいです。こえびさんから “あっせぶに入らない?” と声をかけてもらって、その時は自分にできるはずがないと思いました。そういう思いからスタートしているので、この場所で頑張りたいというのが常に一番にあります。『あっとほぉーむカフェ』に入れたことも、あっせぶのメンバーになれたことも自分の中では大きな自信になったし、人生が大きく変わっていったので。

今のあっせぶしかない熱量もあるし、今のあっせぶにしか出せない感情がある


ーー 今のあっせぶを観てほしい。ちなつはインタビューの最後にそう熱っぽく語った。

ちなつ:ファンの方には “あっせぶを推しているんだぜ!” と胸を張って言って欲しいです。そのためにも世間に認知されて “すごいなこのアイドル” と思ってもらいたいです。そのためにもLINE CUBE SHIBUYAを絶対に成功させなくてはなりません。
大阪で “お給仕” をしていてライブの話を持ちかけると “東京だもんね…” といったリアクションが多くて。私はそれが悔しい。今、あっせぶが観たいと思わせることができない自分が悔しいんです。だから、そう思っていただけるようそう思っていただけるように頑張らなくてはいけないですね。今のあっせぶしかない熱量もあるし、今のあっせぶにしか出せない感情があるので、ぜひLINE CUBE SHIBUYAに足を運んでもらいたいです。


Information
あっとせぶんてぃーんワンマンライブ
Road to 2000 Tokyo Fight 1/1 Bounce Back!!




▶ 開催:2025年9月14日(日)
▶ 場所:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
▶ 詳細:ワンマンライブ特設サイト
https://2000tfbb.bitfan.id/

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2025.07.10
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カタリベ
1968年生まれ
本田隆
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