2月21日

斉藤由貴「卒業」80年代に誕生した昭和の卒業ソング

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斉藤由貴と菊池桃子、1985年にリリースされた2つの「卒業」


今回は、1985年にリリースされ、今なお名曲として君臨する2つの「卒業」の話です。2つの卒業とは、もちろん斉藤由貴の「卒業」と、菊池桃子の「卒業-GRADUATION-」のこと。

斉藤由貴の卒業がリリースされたのが1985年2月21日で、菊池桃子の卒業がリリースされたのは1985年2月27日だから、ほぼ同時のリリースと言ってもいいのでは、と僕は思う。どちらが好きか、なんてナンセンスな問いかけを皆さんにするつもりないけど、個人的には斉藤由貴の「卒業」の方が好きです。どちらのファンと聞かれれば、僕は菊池桃子好きだったんだけどね。

斉藤由貴「卒業」作詞が松本隆、作曲は筒美京平


まずは、♪制服の胸のボタンを~、で始まる斉藤由貴の「卒業」の話。斉藤由貴はこの「卒業」がデビュー曲になるんですね。僕は1965年生まれなので、この曲がリリースされた1985年2月21日は大学1年生から大学2年生に進級する時で、高校の卒業とは少しズレているけど、30年経った今でも卒業といえばこの曲、と真っ先に浮かんでくるんだからやっぱり名曲だと思う。

斉藤由貴はミスマガジンの第3回グランプリ受賞者。彼女自身が1984年から出演していた明星の「青春という名のラーメン」のTVCFとデビュー曲のタイアップが決定する。つまり彼女のデビュー曲はヒットすることが至上命題だったんだね。そこで作詞・作曲に起用されたのがヒットメーカーの松本隆と筒美京平。この二人が手掛けたわけだから、当然詞もいいし曲もいい。これに斉藤由貴の透明感のある声が見事にマッチされ、卒業という切なさが等身大でうまく表現されているのでは、と僕は思う。

歌詞を理解して感情移入、この切なさわかるよね?


これは個人的な見解だけど、斉藤由貴はこの歌詞の意味をキチンと理解してうまく感情移入できたんじゃないかと。後に彼女は女優として大成するわけだけど、その才能の一端がこのデビュー曲を30年経ってもなお名曲として残しているのではないかと。

評論家のようにうまく評論することはできないけど、とにかく斉藤由貴の卒業はいい。高校を卒業するとき、両思いでも片思いでも好きな子がいた人なら、この切なさわかるよね。

次回は菊池桃子の「卒業-GRADUATION-」について語ります。こちらもご期待ください。

Song Date
■ 卒業 / 斉藤由貴
■ 作詞:松本隆
■ 作曲:筒美京平
■ 編曲:武部聡志
■ 発売:1985年(昭和60年)2月21日

2016.04.01
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  YouTube / kenkenHDTV9
 

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1964年生まれ
小山 眞史
最近になって聴いてみたら、かなり衝撃でした。
歌というか、表現力というか、いい音質で聴いてみると、そこらが、ガンガン伝わってきて。
当時、TVなどで耳にしていたからか。
2016/04/02 10:17
2
返信
カタリベ
1965年生まれ
藤澤一雅
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