aka-ne-chan
70年代、他の友だちのように好きなアーチストのレコードを買って部屋で聴くなんてことはできなかった貧困な音楽環境のなかで育ったぼくが今に至るまで心に残っている音楽はすべてTVやラジオの歌番組か『8時だヨ全員集合』wwで聞いた日本の歌謡曲たち。洋楽なんておしゃれな世界は無縁でした。80年代、少し余裕ができたころに自分より年下の友だちに引っ張られてはまったのがDISCOミュージック、といってもHi-NRGからユーロビート。今もその、陳腐だけどメランコリックなサビにうっとりしてしまう。90年代、若いお友だちのなかで筒美京平にリスペクトする連中に、70年代の曲を口ずさんで聞かせると注目されてしまった。こんな「遅れてやって来た」ミーハーです。