先日、東京八重洲にある、創業50年以上というバーに出かけました。なんとマスターは3代目とのことで、お客さんも常連ばかり。とても居心地のいい店です。カウンター数席とボックス1席という狭い店ですので、客同士で歓談することもしばしば。昭和の色が濃く、リマインダー世代の皆さんのツボにハマるかもしれません。
さて、カウンター越しに店のスタッフと話していると、いつの間にか隣にいたはずのA君(近日中に当サイトの「カタリベ」としてデビューします)がいません。するとカラオケで流れてきたのが『SOMEDAY』。ご存知、佐野元春さんのスーパーソングです。で、案の定というか、別のお客さんまで巻き込んだ大合唱となり、誰がマイクを持っているのかさっぱりわからなくなる現象が発生しました。
1981年発売のこの曲は、当時の大学生の宴会でも必ずと言っていいほど歌われていたと思います。当時、カラオケに消極的だった友人のツボ君やI君も、なぜかこの曲には積極的。「周りも一緒に歌うからいいや!」てな感じです。
35年という時を越えて、現在でも全く同じようなシチュエーションになるのは、一体なぜでしょう? しかも、周囲の人も全く同じような大合唱。その理由は、この曲の持つ力強さなのか、未来への思いなのか定かではありませんが、「野郎どもの心に刺さった」のは間違いありません。「素敵なことは、素敵だと無邪気に笑える心が好きさ」って素敵さ。
SOMEDAY / 佐野元春
作詞・作曲:佐野元春
発売:1981年(昭和56年)6月21日
2016.03.15
YouTube / 佐野元春 - DaisyMusic
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