12月27日

ワン・チャン最大のヒットソング、うろ覚えでも意外に大きな共有感!

22
0
 
 この日何の日? 
ワン・チャンのシングル「エヴリバディ・ハヴ・ファン・トゥナイト」がビルボードHOT100で最高位(2位)を記録した日
この時あなたは
0歳
無料登録/ログインすると、この時あなたが何歳だったかを表示させる機能がお使いいただけます
▶ アーティスト一覧

 
 1986年のコラム 
伝説の音楽番組「MERRY X'MAS SHOW」こんな番組2度とできない! '86 - ②

竹内まりやと中森明菜、解釈が分かれた「駅」の歌詞を深読み解説 <明菜篇>

伝説の音楽番組「メリー・クリスマス・ショー '86」こんな番組2度とできない!

伝説の音楽番組「MERRY X'MAS SHOW」こんな番組2度とできない! '86 - ①

あたたたたた、おわッたぁ!北斗の拳の隠れ名曲をお前はもう聴いたか

日本テレビ「年末時代劇スペシャル」涙を誘う堀内孝雄の名曲たち

もっとみる≫




共有感満載の80年代洋楽ヒット!ビルボード最高位2位の妙味 vol.60
Everybody Have Fun Tonight / Wang Chung


80年代に誕生した「涙のナンバー2ソング」(1位になれなかったという意味の涙ですね! 念のため)。

要するに、悔しい思いをした作品が90曲以上も存在しているわけだが、再三指摘している通りナンバー1ヒット以上に強く印象に残った2位ソングがあったりする。記録よりも記憶に残ったヒットソング、ということか――。

そういった印象的なナンバー2ヒットは、シンディ・ローパーやクール&ザ・ギャング等、80年代前半に多く残っているイメージだが、もちろん80年代中盤~後半期にもしっかり存在している。

アーティスト名や曲名はうろ覚えでも、意外にも大きな共有感を誇る80年代中盤のヒットソングといえば、80年代58番目に誕生したナンバー2ソング、ワン・チャン「エヴリバディ・ハヴ・ファン・トゥナイト」(86年12~87年1月2週2位)だ。

イギリス出身の男性二人組、ワン・チャンにとっての自己最大のヒットソングで、もう1曲のトップ10ヒット「レッツ・ゴー!」(87年9位)もなかなかのものだが、「エヴリバディ・ハヴ・ファン・トゥナイト」の共有感の高さは出色と言えよう。

しかしトップ10クラスのヒットがこの2曲だけ、一般的に訴求した大きなヒットになったのが「エヴリバディ~」のみとあって、アーティストの認知度に関してはどうしても薄いという印象を受けざるを得ない。観ていてせわしないコマ送り形式の PV を覚えている方もいるだろうが、リードシンガーの歌い方とハイトーンな声質がどことなくポリスのスティングを髣髴とさせ、“おっ、ポリスの新曲、ポップに攻めてきたね” なんて、性急に思っちゃった人が続出したとか、しないとか…。
言われてみれば、リードシンガーのジャック・ヒューズ、ちょっとスティングに似ているかも。

ワン・チャンというグループ名、もしかしたら覚えやすそうで覚えにくかったのか…。まあ昭和末期のこの時代、「ワンちゃん」といえば王貞治以外の何ものでもなかったのだから。21世紀の今なら「ワン・チャン観に行くのワンチャンあるかも…」なんて囁かれたのだろうか。いっそのこと結成当初のグループ名ハン・チャン(Huang Chung)のままだったら、少しは彼らの知名度も変わっていたのかもしれない。まぁ、どう変わっていたかは――

神のみぞ知る、ですね。

2019.03.15
22
  YouTube / WangChungTheBand


  YouTube / WangChungTheBand


  Apple Music
 

Information
あなた
Re:mindボタンをクリックするとあなたのボイス(コメント)がサイト内でシェアされマイ年表に保存されます。
カタリベ
1962年生まれ
KARL南澤
コラムリスト≫
126
1
9
8
0
人生いろいろ? ポリス「ゼニヤッタ・モンダッタ」は光り輝くキャリアの中の汚点なのか
カタリベ / ふくおか とも彦
31
1
9
8
2
英国シンセポップデュオ “ヤズー” が生み出した天使の涙「オンリー・ユー」
カタリベ / DR.ENO
29
1
9
8
4
ジャンルを超えた「見つめていたい」メヌードからポリスに架けられた橋
カタリベ / clake
51
1
9
8
5
ブレイク直前のBOØWY!ニューウェイブとヤンキーカルチャーが奇跡の融合
カタリベ / 本田 隆
55
1
9
8
3
あくなき反骨精神、マドンナの知られざるパンク・スピリット
カタリベ / 後藤 護
164
1
9
8
4
プリテンダーズの最高傑作、No.1女性ロックヴォーカルは彼女で決まり!
カタリベ / 藤澤 一雅